クレーンの世界
昨日帰り道に夜空を見上げたら、クレーンの先端の赤いランプが点滅していた。
絵になる。
工事用クレーンに魅力を感じる。あの赤と白のクレーン。あれだけ高い位置に、アンバランスに聳え立つ細い鉄骨。青空を背景にしても、曇り空を背景にしても、夜空を背景に赤いランプをアクセントにしても、絵になる気がする。なんだろう。ビルの谷間から顔を出してみたり。ビルの稜線を切り裂いて天に向かって飛び出ているからか知らないが、クレーンにはどうしても目がいってしまう。
クレーン写真
やはり、そんな人はいるようだ。
中野龍人写真ギャラリー クレーンの世界
http://csx.jp/~reliant/etc/crane/crane.htm
クレーンの世界。写真の枠のなかに収めると絵になる。これを見て同じ感覚をもつ人はいったいどれくらいいるのだろう?
個人的にはPart1のNo.20とPart2のNo.10が好き。
職人芸
そしてあの上に人が入って作業していると思うと、それだけで鳥肌が立つ。絶対怖いって。あの細い鉄骨の枠組みの中を上り(エレベーターつきのものもある)、人1人入って作業するくらいのスペースしかない運転台の中で黙々とレバーを操る。確か1回テレビで見たことがあるけど、あれって物凄いことだと思う。もちろん一度上ると中々降りてこられないから、最近ではトイレが設置されている大型クレーンもある。
人工物
工事用クレーンには機能美を併せ持った芸術に近いものを感じる。思いっきり人工物であるのに、不思議と背景にマッチするし、重いものを吊り上げるという目的のために作られたものなのだけれど、彫刻のような美しさを感じるというか。
すげー。