上昇気流

細々とひとりごとを呟き続けています。

It's snowing.

窓の外では雪が盛んに降っている。前の家の屋根は真っ白。普段見慣れた景色が見慣れぬ景色となっている。前回の積雪の記憶はいつだろう。駅前へと続く道を、足元を確かめながら半分融けかかった雪を踏みしめながら歩いていったのを覚えている。

sceneとしては確実に頭の中には残っているのだけれど、それに付随する当時の感情とかいったものは一緒には想起されない。でも、去年のセンターのとき、休み時間にカーテンをめくって窓の外を眺めてみたら霙混じりの雨に変わっていて、センター当日の言いようの無い高揚感もあいまって表しようの無い気分になったのを覚えている。

家の前の道に積もっている雪と、そこに刻まれた車が通ったあとの轍という光景には見覚えがある。ある程度東京で積雪があれば、大抵このような光景になるのだ。そこにはさほどの変化は無い。しかしおそらく、それを見る毎に、見ている側である僕自身が変わっているのだ。雪が降る季節は1年ごとに巡ってくる。その1年の間に色々なものを積み重ねながら。

見ている光景は似たような光景であっても、そこに投影する自分の気持ちというものは、同じものになることはないのだろう。毎年毎年。来年も、再来年も。



…まぁ、かと言って、特に何かを思ったわけでも無いんですけど(^^;)。