上昇気流

細々とひとりごとを呟き続けています。

不可知なもの

死後の世界とか、霊的なものとかっていうのは、やっぱり存在するんじゃないかって思う。

全世界規模で。

今こうして全世界的に、割と普遍的にそういった話があるということは、やはりそういう世界は存在するということではないのだろうか??そして特異体質的にそういったものが「見える」人間が若干数私たちの中に存在しているということではないのだろうか。あるいは潜在的に誰もが持っているけれどもその才能を開花させる人が少ないだけなのかもしれないけれど。人間はマイノリティを抑圧しがちな生き物だから、そういう能力を持ったいわゆる「特殊な」人は「普通でない」ものとして扱われてしまうけれど、多様性の1つとして受け入れてみるとしたら、あながち自然なこととして考えられなくもない。

形に異なりこそあれ、そういった話が全世界的に普及している理由としては、やはりそれが全世界的に存在しているからだ、と考えることは出来ないだろうか。もちろん、どこかで発祥したものが次第次第に広まって、全世界に広まったと考えることも出来るけれども。実際のところはどっちなんだろう。でも、服を着る習慣とかだって全世界的に広まっているわけだし、そういうのと一緒に持ち込まれて広まっていったと考えれば、それはそれで成り立つんだよなぁ。そうやって伝播していく中で多様性が生まれるのはごく自然なことであるし。噂話に尾ひれが付くというのは普遍的なことでしょ。うーん。

そういうのが「見える」ということだって、そういうものが存在するかもしれない、という知識が頭の中に入っている前提があるから見えるわけであって、そもそも幽霊とかいう概念が私たち人間の世界になかったならば「見える」ことはないものなのであろうか。それとも、やはり存在するのだから見えていずれは概念化される運命であったものなのだろうか。

論点は

結局のところ実念論唯名論の問題になってくるのだけれど…。実体が先に存在するのか、それとも概念が先に存在するのか。ここもまた、どっちが正しいなんていう答えを下すことはおそらく出来ないんだけど。

こういうことについて考えると結構長い時間考えられるのだけれども。

でも、やっぱり人間の触れることの出来ない世界というのは存在するのではないかなぁ、となんとなく思ってしまう。そういうものへの畏怖とか畏敬の念とかがそういう話をよりいっそう魅力的とか、不気味なものとかとして私たちを空想に駆り立てているのかもしれないけれどもね。