上昇気流

細々とひとりごとを呟き続けています。

月曜日の朝

たとえば今手にしているケータイ一つ動かすにしたって電気がなければただの箱なわけでその電気だって昔々に電線を敷設した人からその保守点検に携わった人たちがいるからこそ家まで届くわけでさらに発電所の人たちが頑張らなければ電気だって出来ないわけでむしろ発電機を発明した人がいなければその電気は作られていないわけだしその発電所を作った人がいるかと思えばその人が昼食をとった定食屋のおばちゃんやそこで働いたスコップを作った人もいるしまだまだこんなところでは収まるわけもなくその連鎖は続いていき世の中ホントにあらゆるところで過去から現在まで地球上に存在している物凄い数の人の作業の総体によって成り立っている。

そしてそれらの人は資本主義経済の中で自分がお金を稼ぎ生きていくために働いているわけであってその労働によって得られた対価はパチンコに消えているかもしれないし募金箱の中に収まってどこかの国のために使われているかもしれないしはたまた週末コドモとテーマパークに行くための軍資金になったのかもしれないわけで結局のところ自分自身のためにしたことが回り回って世の中にいきているということなのだがそれは本人は気が付かないわけでただ自分のために目の前に与えられた仕事をこなしているだけの人がたくさんいるなかでこういった自分を含めた全ての人の連関がなければ今いる生活も成り立たないという世界の仕組みを考えだしその中に飲み込まれながら日々を生きているヒトという生き物って一体どのようにしてこのような生活を送るようになったのだろうか。

まぁとにかく俺が今こうして毎日電車乗ってメシ食って寝てという生活のなかでも立派に誰かの役に立ちながら生きていると言うことで良いではないか。うん。