上昇気流

細々とひとりごとを呟き続けています。

自己承認と他己承認

最近、仕事がとても出来る優秀な先輩が、そんなに仕事がないけれども体育会系のノリの強い雰囲気の特殊な職場に異動になって、軽いうつ状態になっているという話を聞いた。おそらく、能力をもて余していて、それでいて自分が得意でないどうでもいいことも色々要求されていて、仕事やれてる感がうまく得られてないんだと思う。

最近、うつと承認欲求の相関関係に関する話をどこかで読んでいて、なんとなくこれが関係しているのかなぁ、と思った。

自己承認と他己承認があって、そのバランスが大事なんだそうだ。他者からの承認が得られても、自己の中での承認が得られなければ、納得できない自分がいるので、結局ストレスはたまっていく。逆もしかり。そのどちらもうまく得られている状態でないと、結果ストレスがたまっていくことになる。どちらも得られていない状態ではどうなのか?とも思うけど、それもストレスがたまる要因にはなるでしょう。

なんとなく自分自身に照らしてみても、この話は割と納得できる所があって、うつとまではいかないのかもしれないけれど、自己承認の低さに起因するストレス症状が出ているのではないかと思うことがある。かくいうこれを書いている今も、NY時間では朝の3時。目が覚めて、寝られなくなっている。最近、眠りが浅い。ちょっと色々あって、承認のバランスが崩れているのだ、と、思う。

他己承認を求めすぎるのも問題があると思っていて、スラムダンクの福ちゃんじゃないけれど、基本的に褒められることを意識して行動している気もする。時々、出来て当たり前のことでも承認を求めてしまう自分がいて、そんな自分に気がついてすごく自己嫌悪するのだけれど、褒められたいという自分を認識していること、一方で努力していない自分がいること辺りが自己嫌悪につながっているのだと思う。そして、自己嫌悪が続くと、ストレスがたまっていく。

努力する、努力が認められる、自信ができる、という正のスパイラルに繋がっていけば良いのだけれど。大抵、成功している人はこれがうまく回っている。私の場合、些細なことでこのスパイラルが崩れ、逆向きに落ち込むことが多く、それが問題をきたしているという認識もある。

インスタとかFBの普及で、他者からの承認が得られやすい時代になったことについては先日ちょっと触れた。ただ、結局自己承認がそれについてこないと、なかなか難しいのかもしれない。

先輩の今後が、多少なりとも良い方向に向かうことを願う。こんなことでつまづくには、あまりに勿体ない人だから。自分の不眠状態も…しばしばあることだから仕方ないと思ってはいるけれど、そうは言うものの日常生活に支障をきたすのも事実なので、何とかしないと、と思ってはいる。